特別編 )風古戦場を振り返る2 〜嘘つきと呼ばれて〜
どーも、まこつんです。
最近、団チャで『ブログの感想がなくて寂しい』って愚痴ったんですよね。
で、前回のブログ更新後に
『早く続きが読みたい』『おもしろかった』『更新秒でお願いします』
みたいな嬉しい感想をいただきましてね。
どーも、改めまして完全に感想を言わせた系団長のまこつんです。
でもね、ある団員さんからの感想がなかなか参考になりまして。
そうそう、真面目な猫好きのあの方の感想。
『映画館でスマホはない』
たしかにその通りだなーと。
ここでいうその通りっていうのは、省略こそしましたが
平気でそういうことやっちゃう上司に心の中で
「それはナシだろう」
と否定するフレーズを入れとけば良かったなーと。
実際思ってましたし。
ブログを読んででどっか引っかかってしまうと
その後の内容があまり入ってこなくなるってのがあるので、
次からは手抜きをせずにしっかり文脈を意識していこうと思える出来事になりました。
おかげさまでスキルレベルアップ!!
こういうのがあるから今後もどんどん感想いただけるとありがたいですね。
まぁ、今回の内容の感想をいただくのはチョトコワイんですけども。
それではお待ちかねの【風古戦場を振り返る】の続編にいきたいと思います。
ドン引き必須!刮目せよっ!!
特別編 )風古戦場を振り返る2~嘘つきと呼ばれて~
留置場に放り込まれてからの取り調べは続いていた。
「古戦場期間の本戦2日目から2泊3日の温泉旅行に行くので不在にします」
「フルオート起動するにしてもせっかくの旅行先で何度も隣で携帯を出してたら嫁の気分も悪くなるだろうしせっかくの旅行が台無し。自分も旅行が楽しみ」
「走れない」
『これらは全てまこつん容疑者が発言した内容だ。発言した自覚はあるか?』
「はい、たしかにどれも自分の発言した内容です。間違いありません」
『じゃあ旅行に行ってるハズのお前がなんで9億も稼げるんだ!?』
「あっし、そのうちの半分は旅行に行く前に稼いでますし、へへっ」
『逆を返せば旅行中に4.5億稼いだってことになるな。なぁ、もう認めたらどうだ?本当は旅行なんか行ってませんでしたー!ってよ』
「そろそろ本戦初日の話に入っていいすか?ちょっと時間押してます」
『順を追って言い訳をしたいってことだな、いいだろう』
2/21(金)本戦初日
AM7:00
漫喫のPC前でスタンバイ完了し、開戦とともにフルオートボタンを押した。
50%で石化 6T、、クリアハーブ使えばいいけど。
うーん、フルオート潰しにきたか。
PCで何度もフルオートを起動し画面を凝視する。
アプサラス・ウォロは使えるが、マッチしているかどうかは微妙だ。
グリム、リミモニカ、ティアマト、カッツェ、クロエ編成にて繰り返すが、5分弱のタイムがどうにもならない。
クリア入れても使えるキャラが石化したら意味ないし、マウント貼りたいけど
グリムとティアマトのマウントアビリキャのタイミングが同じで50%のトリガー技に間に合わない。
頭を抱えながら携帯でグラブルを開き、現実逃避のスタレガチャを引いた。
カハッ!
これ一番欲しかったやーつ!!
滅多にない僥倖に心を躍らせながらバイヴカハに本を読み聞かせ実戦投入した。
が、モニカの方がタイム的に良かった。杖得意とはいえ95HELLにはハマっていないらしい。
サブに入れてLB成長を待つことにした。
AM9時を回ったところで携帯ブーブータイムが始まる。有給休暇を取っているが世間は平日の金曜日だ。
電話ブースにいる時もフルオートで周回を続けていた。
携帯でフルオート周回例を探りまくっているとリキャ6Tのベールを使えるセージが目についた。
早速使ってみるとコレがすごく良かった。
ダレモセキカシナイ。
編成に改良を続け、突貫で作った風オメガ杖を握りしめたセージが
背水を効かせたフルオートタイム3:40~4:00が手持ちの中で最速という結論に至った。
午後からも仕事の電話対応に追われながらもフルオートを続け、
落ち着いた夕方から団員さんに紹介してもらった〈戦姫絶唱シンフォギアG〉をぶっ通しで見た。
大前提として面白かったのだが、いわゆる繋ぎの部分が荒くあと乗せサクサク感も正直あった。
もう一度言う、面白かったので紹介をいただいた団員さんにはこの場を借りて御礼申し上げる。
フォニックゲインが高まった状態でATを迎えたがフルオートを継続。
この日は2.1億貢献度の結果となった。
2/22(土)本戦2日目
AM9:30出発であったが7:00の時点で自身の出発準備は完了していた。
もちろんまだ起床していない嫁の分の朝食も既に作っておいた。
開戦とともにフルオート編成を試す。とにかく試し続けた。
自宅出発後、新宿でロマンスカーに乗り換えHAKONEへ向かう。
この日の貢献度は6,600万だった。
『オイッ!この嘘つき野郎。行ってないから内容がなんにもないじゃないか』
「HAKONEには行きました。信じてください」
『嘘つけっ!いいか?奥さんと2泊3日の温泉旅行に行ってるヤツが6,600万、1.7億、2.4億も稼げるわけないだろ!あと、お前の行動調査担当者から最新情報が入ってきた』
『まこつん、、お前、21日(金) 漫喫に入る前にド〇キでカッターナイフを買ったな?
普通の走りたい系騎空士はな、旅行前に有給休暇を終日取得出来たら必死こいて可能な限り手動で走るんだよ。今しかない!ってな。
手動でやらずにカッターナイフを使って何してた?
場合によっては別件で再逮捕するからな』
「…覚悟はあるのか?事実を受け止める覚悟だ」
『何言ってんだお前。いいから早く嘘を認めてくれればこっちはなんでもいいんだよ』
「その行動調査担当者に伝えろ。2/22から2泊3日でHAKONEの玉庭という旅館の宿泊者名簿の中にまこつんという名前があるハズだ」
『お前…まさか本当に温泉に行っていたのか!?』
「これがその時に撮影した写真の一部だ。数が足りないならデジカメからデータを引っ張ってきてもいい」
丁寧に手入れされた庭だ。
内風呂もヒノキで最高だった。
俺だ。
『そんな…お前、、旅行先で嫁さんをほったらかして走ってたのか?』
「もう一度聞く。事実を受け止める覚悟はあるのか?ここから先は人のままでは立ち入ることが出来ない世界だ」
『…分かった。全てを受け止める覚悟だ。何を言われても受け入れる。今まで疑っていてすまなかった』
「ならば正直にお話をする。嫁をほったらかしになどしていない。むしろ大満足をしていただけたと自負している。自身も旅行を楽しんだ」
【諦めこそが、心を殺す】
コレはかの有名なG・Mashowが英雄達成時に刻んだ言葉であり、ルーツは黒騎士の台詞となっている。
旅行先でも自身が楽しみ、嫁にも不満を与えず自然に周回をする。
そのやり方をインターバル中に閃いたが、実践するための準備にためらいがあった。
その時に背中を押してくれたのがこの言葉だ。
俺は心を殺したくなかった。
やる前から諦めたくなかった。
だから…こうした。
『ま、まこつん…お前…』
コレは先月まで使っていたスマホのカバーだ。
廃棄寸前のところまでいったが、今回コレを活用した。
捨てる予定だったモノとはいえ、コレに刃を入れるのは抵抗があった。
それが先ほど言ったためらった理由だ。
『この3ヶ所の穴は…?』
古戦場前にSkyLeapでフルオートのブラインドタッチを練習したがミスタッチが多くてうまくいかなかった話を覚えているか?
だからミスタッチをしないようにしたんだ。
このカバーと穴で。
クイックアクセスでフレ石選択画面に飛ぶようにし、まず1番上の穴で選ぶフレ石を選択。
次に2番目の穴で出撃。3秒後に同じところを押すとフルオートが起動される。
95ヘルなら250秒後、100ヘルなら610秒後に右下の穴を押す。
確実に戦闘が終わっている時間に右下のボタンを押すのが大切だ。
以降は同じ手順の繰り返し。
『そ、そんなことが本当にうまくいくのか?』
俺も閃いたはいいが半信半疑だった。うまくいく確証などなかった。
だから、フルオートが安定してきた本戦初日の午後に試した。ひたすら練習した。
携帯プレイに切り替え、わざわざ漫喫内で当日着るコートを羽織り、
電話をしながら、アニメを見ながら、団チャットで会話をしながら右ポケットの中でフルオート起動を繰り返した。
何かをしながら自然に起動が出来るようになるまで何度も何度も練習した。
想定された充電問題は深いポケット内に用意した1番小さな充電器を1番短いコードで接続しっぱなしで解決した。
写真は嫁が用意したデジタル一眼レフで撮影していたから携帯をポケットから出す必要も無かった。
携帯に残っている写真が少ないのはそのためだ。
AP切れる問題は諦めた。あくまでも旅行がメインのため、トイレに行くときなど自然に別行動になる際に半汁でMAX回復していた。
『ゼ、、ゼピュロスは?神石やってるフレンドも多いだろう』
まさにその通りだ。
温泉街さんぽ、強羅公園散策、美術館巡りなどコートを着ている時間はブラインド周回が出来たが、
ゼピュ想定を怠ったため戦闘が長引いた際、戦闘中にも関わらずボタンを押してしまい戦闘が中断、時間切れしてしまっていたことがあった。
だが、100HELLになってからはほぼ問題がなかった。
1戦10分かかるため、ポケットに入れる前にフレティアマト石を選んでフルオート起動。
同じフレ石が一番上にくるシステムが良かった。
先に述べたAP補充のタイミングで一番上じゃないフレティアマト石を選ぶことを忘れなければ問題ない。
旅行期間中、戦闘がうまく履行されず肉やAPを捨てることもあったが気にしていたらポケットの中の戦争なんて出来ない。
20時の団アビ発動時だけは意識してトイレに行った。
発動漏れがあった場合に代理発動が出来るのは団長だけだからだ。
『最終日の18時からは手動で走っていたな?アレは奥さんの許可を得ていたのか?』
もちろんそうだ。
ウォロを解禁してクリアハーブを使いまくった。
嫁が先に[賞味期限近いお土産もあるから月曜日の帰りに木下さんと会って渡してくる。ご飯も食べてくる]
と言ってきたからコチラも好きにさせてもらっただけだ。
『なるほど…木下さんか…(誰やねん)』
累計9億稼いだが温泉は行った。
俺が嘘をついていないのは信じてもらえただろうか?
100%旅行に集中していたかと聞かれると99%かもしれないが、そもそも古戦場期間中に旅行に全集中出来る団長なんていない。
それがイヤなら心労の絶えない団長なんてとうの昔に辞めている。
『…どうして、ここまでして走ったんだ?』
浜松で団員さんに会った際、「走れない」と声に出して言った。
その時、悔しさがこみ上げてきた。
走れない、っていうのはなんらかの理由があって物理的に走ることが不可能だということ。
ウチの団は低ノルマさえこなせば問題ない。
旅行に行く、という理由は誰が聞いてもノルマ以上の走行は難しいと感じるだろう。
ただ、初めから走れないと決めつけたくなかった。
努力、工夫をしたうえで無理ならしょうがない。
ブラインドポケットプレイも実践してみて、最優先の旅行に少しでも支障をきたすようなら諦める気持ちでいた。
諦めずに準備をして試してみたらたまたまうまくいった。ただそれだけだ。
『最後に教えてくれ。なぜまこつんはそこまで走ることにこだわるんだ?』
おそらく…
病気なんだと思う。たぶん生活習慣病。
『分かった…』
『まこつんを釈放後、すぐに入院させろっ!』
『そんでもって退院後、すぐに再逮捕っ!
罪名は【なんかもう気持ち悪い罪】だ!』
え?マジっすか!?
『うん、だって気持ち悪いもん。
普通、そこまでして走んねーよ』
〜完〜