堕落本質 4)引退する
どーも、まこつんです!
火の古戦場の準備ですが現状出来る範囲のことは全部終わりましたー。
肉集め編成も複数パターン用意しましたし、HELL用のグローリー、レスラー、ウォロ、魔法戦士編成も組んであります。
あとは古戦場で少しでも走れる時間が確保出来るように、可能な限り9月前半に前倒しで仕事を進めてます。
荒れるんだろうなぁ…古戦場。
堕落本質 4)引退する
2019年1月 闇有利古戦場 本戦最終日
カタカタカタ…
早朝から出社し、他の社員が出社してくる前にオフィスをあとにする。
3日目終了後に作成していた数十件のメールをAM9:00に送信予約セット、必要な営業資料を作成等、短時間でやらなければならないことは多かった。
やはり1日休むと仕事が溜まるため、急ぎの内容は対応しなければならない。
4日目も眠い目をこすりながら朝7時からHELLソロを開始した。
…なぜか?
話は1/19(土)インターバルに遡る
上司『休日に申し訳ないけど、明日の夜 空いていますか?』
…バカかっ!!大事な本戦初日なんだから忙しいに決まってんだろ!
と思ったが、文末に書かれていた[大事なお話があります]という文言でなんとか耐えた。
休日にわざわざ怒られに行かないといけないのか…なんかやらかしたっけ?
ってか、[集合場所 某 料亭]って、、、
イヤな予感がする。
よく分からんけどスーツで行ったほうが良さげやな。
…現地に到着するなり驚いた。
コレ、ドラマとかで見る[悪いお偉いさんが密談ヘッヘッヘ]する場所やん。
通された部屋に入るとさらに驚いた。
上司、大阪の部長…そして社長までいた。
(年に1〜2回、会うか会わないかレベルの社長が今 目の前にいる)
『おぉ…そうかそうか。まこつんくん、まぁ座りたまえ。たまたま予定が空いたのでね。一度キミという人間を直接じっくり見ておきたかったんだよ。休日のところすまないね。』
(マジで社長オーラすげぇー)
会食は進み…
『何も聞いていないと思うから説明すると、キミを中間管理職に推す人間が2人いてね。東京と大阪それぞれの部長クラスが推すもんだから。だいたいはどっちかが反対するから珍しいと思ってね』
(マジっすか)
『東西の強い推薦もあってやな。特例として管理職試験を受けてもらうことになったんや。試験を受ける平均年齢からしても10以上早いし、もし課長なったら最年少記録7歳も更新やで』
(え、え、ちょまちょま)
『試験は来月。筆記も面接もあるからしっかり勉強しとくんやで。あと、若すぎるっちゅう理由で推薦人2人以外はかなりの向かい風になると思う』
(絶対ムリやん。あ、でも社長が味方なら…)
『ちなみに社長は今回の件、完全にフラットで判断されるから。変な期待せずに自力で勝ち取れ!3年連続社長賞取った時みたいにねじ伏せろ。社長よろしいですか?…日程は追って連絡する』
(俺の心と会話すな!ああああぁぁぁぁ)
2時間で会食は終了した。
帰宅後、ようやく体に震えがきた。
うぉぉぉぉぉ!!
こんなにも早くチャンスが回ってくるとは。。。
どうやら今日は、これまでに比べて若すぎる対象者に管理職試験を受けさせて良いかどうかを判断する場所だったようだ。
東京、大阪の両部長が推したが試験を受けさせることに周囲が反対したため、なんとか社長を口説き落とし、
本人を見てから決めてくださいという両部長の懇願により成立した会食だという空気を感じた。
適齢期にも関わらず、社内推薦がもらえず停滞している先輩社員もいる。
試験を数回受けたがクリアできず停滞している先輩も知っている。
普段から狭き門である試験だが、自分の場合はさらに厳しいチェックをパスする必要がありそうだ。
両部長の思惑は分からないが、、
ハッキリしたこともあった。
2月の光有利古戦場はおそらく試験もしくは試験勉強と日程が被る。
冠婚葬祭やビジネスマナー関連の筆記試験、中間管理職目線での小論文、面接。
たしか試験を受ける前に会社指定のセミナー受講も必須だったハズだ。
管理職になれば給料が跳ね上がるだろう。
ピョンではなく、ピョーン!
だが、、、管理職になればおそらくグラブルをやっていられる時間などない。
自身の担当先を持ちながら高水準の営業成績を残し、部下のケアをしながら担当先にも同行訪問し、上司からの無茶ぶり要求にも対応していかなければいけない。
仕事をしているだけで、、ハゲる。
多忙を極める立場になれば仕事以外の時間は無いように思えた。
試験に通るかどうかは分からないけど、
管理職になったら引退だなこりゃ。
鏡でまだハゲていないことを確認したのちに、本戦初日の戦場へと戻った。
話は本戦4日目の朝に戻る。
有給休暇の消化日数不足と休めるうちに休んでおけという上司の言葉により追加の休みを取得出来た。
本戦4日目となると感慨深いものがあった。
古戦場前はこの団で走ることが最後かもという気持ちであったが、今日は古戦場自体を走ることが最後かもしれないという気持ちだ。
午後からは最終日特有の在庫肉処分セールが始まる。たくさん集めた肉を処理しきれないため、消化を手伝って欲しい団員が時間を追うごとに増えてくる。
肉寄生はするのもされるのも嫌いであるが、
戦力不足により100HELL討伐を手伝って欲しい、肉消化を手伝って欲しいといわれると意味合いが異なるため話は別だ。
本戦4日目の午前中、前夜にキワドイ発言をしたS氏から謝罪とお礼の連絡があった。
元気に古戦場を走ってくれるなら良いと返事をすると、累計貢献度団内1位狙ってるから頑張れると言っていた。
こちらは団長を超えれば良いため特に1位へのこだわりはない。
午後からはPさんの肉消化をS氏と3人で手伝った。
疲労はあったが会話をしながらなんとか雷霆公をしばき上げていく。
突然、S氏が 気分転換に買い物に行ってくる と言い戦場を離れた。
(え!?だいぶ貢献度の差あるけど、気分転換しすぎたら抜いてしまうで…1位へのこだわりないとは言ったけど、こっちもラストランやと思うし調整ナシで自然に走るで)
Pさんと話すこともなくなり、2人虚無状態で消化を続けた。
18時を回る頃、仕事終わりの団員が続々と集結する。
肉残り500個でーす。800個でーす。1,000個でーす。
(出たな、精肉店!!ちゃんと試算して集めてんの!?)
足りないよりはいいが、あきらかに余りすぎている在庫肉。走れる予定が狂った場合にたくさん余ることはあるが…。。
手伝ってくれと言うことだったのでゴリゴリ参戦した。
S氏が戻ってきた。
既に累計貢献度は追い抜いている。
追い抜かれてる!
もう勝てないじゃん!
(ちゃうねんちゃうねん。別に1位狙ってるワケじゃないねん。ずっと張り付いてたらそうなるやん。ってか、1位とりたかったら離れたらアカンやーん)
特に悪いことをしたワケでもないので、肉消化手伝いを継続した。
ATになり、残り2時間。
同時に救援が飛び交う中を散開参戦するため多くの団員とマルチをする機会があった。
その中でも、やはり闇属性の師匠である副団長Gとエリート同期S氏とのハイスピードバトルは特に楽しかった。
もったいねーな…
1年間、ここまで育てたグラブル とはサヨナラだ。
周りを見ると自分はかなりのめり込み、すさまじい速度で強くなったのだと実感した。
0時
こみ上げてくる感情を抑えながら最期の時を迎えた。
みんなとは違う意味でのお疲れ様を言った後に我に返った。不思議と冷静に振り返ることが出来た。
あぁ…自分が強くなったことで多少なりとも傲慢になってた部分もあるかもな。軸はブレないようにしてきたつもりやけど…
改めて考えるとマルチが生み出す貢献度速度ってのはスゴいなぁ。
勝つためにはやっぱり速度が大切。
1人でもそこそこの速度で100HELL倒せるけど、、
マルチで倒した方が団の貢献度の伸びは速い。
それは自分がまだまだ力不足だということ。
うーん…力に溺れてたとは思わんけど。。
闇のチカラってやつに取り込まれてしもてた部分もあるんやろか。
まぁ、ええか。もう終わりなんやから。
S氏と、1.2フィニッシュで古戦場を終えた。
団長は初の1位陥落となる4位だった。
いろいろあったが、いろいろありすぎたが
当初の目的は達成した。
グラブルを継続することはないだろうが、団の今後のために団長への直談判だけはやれるだけやろうと決めていた。
団としても3勝1敗。初の当日10億超えも達成。
ラストランにふさわしい古戦場だった。
久々にとてもすがすがしい気分だ。
古戦場終了後、
そんな気分を全て台無しにする事件が起きた。
つづく